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執筆者の写真大滝 綾乃

こどもの日焼け止め


本格的に暑くなってきたとき気になるのが日差し。

気象庁のデータによるとオゾンホールは縮小傾向のようですが、

紫外線はいまだゆるやかに増加中です。



そもそも紫外線は

短期間に大量に浴びることで

・日焼け

・角膜炎

・シミしわ

・皮膚がん

・白内障

を引き起こすといわれています。


今は子供たちにも日焼け止めを使用する方が多いのも

わかる気がします。


そこで考えたいのが、日焼け止めの成分。

大きく二つに分かれます。


①紫外線吸収剤

メトキシケイヒ酸オクチル

ジメチルパラアミノ安息香酸オクチルなど

化合物自体が紫外線を吸収してから放出

塗ったときにさらっとしている

赤みかぶれなどのアレルギーが起こることがある。

(有機性素材のため)


②紫外線散乱剤

酸化亜鉛

酸化チタンなど

紫外線を散乱・反射させる

塗ったときに白くべたつく

アレルギーは起こりにくい

(無機化合物のため)


が主な成分であることが多いです。

「紫外線吸収剤不使用」「ノンケミカル」というのは

だいたい紫外線散乱剤を使用しています。


これに加えて香料や保湿剤なども入っている場合があります。



赤ちゃんへの日焼け止めの使用は禁止されていません。


でも赤ちゃんの未熟なお肌はとっても繊細で刺激が強すぎることもあります。



【赤ちゃんや子供の使用ポイント】

「紫外線吸収剤不使用」「ノンケミカル」のもの

◎添加物が少ない低刺激のもの

◎お湯や石けんで落とせるもの

散歩や買い物など日常生活で使うならSPF20、PA++程度を目安

(SPFが高いものは、皮膚への負担も大きいです。)


米国小児科学会では

「生後6か月未満の乳児には使用を最小限に」

と勧めています。


日焼け止めによりお日様に当たる機会が減ると、

今度はビタミンDが足りなくなり

「くる病」という骨の石灰化障害を引き起こす可能性もあります。



適切なタイミングで適度に。

赤ちゃんの大切なお肌につけるもの、

ちゃーーーーんと成分表示読んでくださいね。



そしてなによりも塗らずに紫外線を避けることもできる!

10-13時など紫外線の強い時間の外出をさけたり、

必ず帽子をかぶる!

赤ちゃんの散歩ならママが日傘…など

塗らずとも工夫できることもたくさんあります。



紫外線は地域差もあり、

子供の肌はかなり個人差があります。


それぞれのお子様にあった日焼け止め対策が

ベストですね♡



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